ブラック企業が幅を利かす今こそ日本が世界に誇る日本式経営を見なおそう!

最近、大手居酒屋チェーン「和民」で働いていた女性社員が自殺したことに対し、労働局が、残業が月に100時間を超えるなど過労が原因だったとして、女性の死亡を労災と認定したというニュースが話題になっていました。

そしてその発表を受けてブラック企業だとブラック企業だとやじる貧民たちに対して同創業社長のtwitter上での発言もさらなる物議を醸しました。


気がつけば右も左もブラック企業・・・

年功序列
企業別組合
終身雇用
かんばん方式

そんな言葉に代表されるかつて世界にその名を轟かせた日本式経営はどこに行ってしまったのでしょうか。
ブラック企業が幅を利かす今こそかつて世界にその名を馳せた日本式経営を見直し、新たな日本式経営を世界に発信すべきではないでしょうか。そのためにもいまこそ日本式経営を再考していきましょう。



年功序列

年功序列といえば、能力や実績に関係なく勤続年数に応じて役職や賃金が上がっていく制度です。ところが現在では会社に入るところからまず難しいですね。能力や実績に関係なく会社入れなかった時点で人生終了です。実際、日本人の生涯所得を決める一番の要因は、学歴でも能力でもありません。生まれ年です.。つまり、高校卒業時の18歳と大学卒業時の22歳のときの景気がよかったか悪かったかで決まってしまいます。 新卒で正社員になる機会を逃したら、一生這い上がることなんでできません。

だから正しい年功序列は下記のような感じですね。

1970年卒(団塊)「社長から言われた今度の新企画まとめといてよ。とか使って」
1990年卒(バブル)「俺っちこのあとザギンでシースーだから、できねーっすww おい2006年卒やっとけよww」
2006年卒(売り手世代)「エクセルなんかやりたくてこの会社に入ったわけじゃありません。こういう単純作業は派遣の2000年卒さんがやるべきなんじゃないんですか。」
2000年卒(氷河期)「あっ、すいません。データをエクセルにまとめてデータを元に企画書も作成しておきました。来月も契約更新お願いします・・・」
2012年卒(超氷河期)「清掃のパートです。今日から掃除にきました。」

なるほど。まさに日本が誇る素晴らしい年功序列制度ですね!



企業別労働組合

企業別組合といえば、企業ごとに常勤の従業員だけを組合員として組織する労働組合です。横断的な組合である職業別組合が多い諸外国と大きく違うところ。企業との雇用関係がなけば存在しない。また、組織運営の独立性が強く上部団体とのパイプも太いのが特徴ですね。

でもそもそも労働組合って言葉はなんだか古臭いですね。 組合って言われてもなんだか入りたい感じはしません。組合、現代風に言うとなんでしょうか?? うーん コミュニティ? なるほど。某SNSで使い古された名称なら、現代風らしくてより実態に近い感じがしますね。

☆★労働大好きコミュ☆★
「ここは働くの大好きな人たちが集まるコミュでーすヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♪☆★ みんなで情報交換しちゃいましょう☆★⌒ヾ(^-'*)(告げ口的な意味で) 初めての人はまずは足あとポチッ!( ^^)人(^^ )(業務委託契約書的な意味で) 踏み逃げは禁止だよ〜(タイムカード的な意味で)(≧ヘ≦)」

なるほど。まさに現在の日本式経営にふさわしい企業別労働組合ですね!



終身雇用制

終身雇用制度といえば学校を新規に卒業した者がすぐに企業に就職し、同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行として有名ですね。
最近では昔より終身雇用を望む学生が増えているとのニュースも聞きました。
http://www.fukeiki.com/2009/06/new-graduates.html

しかしながら終身雇用とかもう、もう名前からして卑猥なキーワードですね。 どこのAVのタイトルだよって感じです。


「無垢な新卒が、一括採用で淫乱ドMに変身、あなたの会社でグチャグチャにかき回して終身雇用して欲しいのと泣き叫ぶ」(ソフト・オン・○マンド)

「ほら、雇用して欲しいんだろ? こんな履歴書真っ白な新卒のくせしてよぉ・・・終身雇用してくださいってお願いしろよ!オラッ!」 「ひぎぃ、だめぇ!!ああーもう我慢できない!! もぅ高い給料なんていらないのぉ、あなたの会社でめちゃくちゃにして欲しいの!!!、ご主人様に終身雇用して欲しいノォぉおお!」


なるほど。これならまさに現在の日本にふさわしい終身雇用ですね!

以上、日本式の経営の特徴について見てきました。次に 日本の経営手法として世界的に有名になったあの手法も検証しておきましょう。



カンバン方式

カンバン方式といえば、前工程のラインが看板を使って後工程に生産数量を伝えることでジャストインタイムの生産を可能とした日本が世界に誇る製造業のトヨタ発祥のマネジメント手法として有名ですね。

かつては日本のきめ細やかな生産管理手法の代名詞と世界にその名を轟かせていたものですが、日本の製造業が軒並み赤字転落している今日においてはカンバン方式なんて言おうものなら、

海外諸国「えっw 日本さんってまだ、カンバンなんか使って、生産管理なんかしちゃってるんですかww 僕達ipad使ってますけど何かww? えっw カンバンじゃなくてそれタブレット端末だったんすかww?日本さん、冗談キツイっすww メイドインジャパン(笑) ガラパゴス(笑)」

となることうけあいです。

だいたいカンバンっといったら店とか会社の前に掲げてあるやつですよね。

なんでカンバンが製造品の生産管理と関係あるのかよくわかりません。

カンバン使ったら集まってくるのは人ですよね。


やりがいとか成長とか高待遇とかキラキラしたキーワードが書いた看板を掲げておいて、みんなが何も考えずにホイホイ集まってきたところで、あとは看板とは打って変わった条件で農奴のように働かせて適当なタイミングでポイすればオッケー!テヘペロ! ってことですね!


なるほど。これがホントのカンバン方式だったんですね!


いやぁ、日本の経営ってほんとに素晴らしいですね。

















会社辞めよう。