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ワンピースに学ぶ起業論

たまに起業論をワンピースに例えて語っている人いて、いい歳してワンピースとか、厨二病かよw とか思ってたんだけど、改めて考えてるとあの作品の主人公のリーダー像はかなり的を得ている気がする。やっぱりあれだけ売れてるだけある。

ふと思いついたので、適当に思いついたことまとめておく。別に俺そこまで読んでるわけじゃないからうろ覚え。



仲間は走りながら探す
だいたい他のアニメとかって、パートナーみたいな奴がいて、そいつと一緒に旅に出たりするけど、ワンピースの場合主人公はいきなり一人で出航していく。そして当たり前のようにすぐ難破する。飯も底をつく。多分一般的には、いやいやw 航海士とかコックとか連れて行けよwただのアホかよとか思うしそれが常識だと思うけど、ルフィはとりあえず自分でこの歳で出航するって決めたからみたいな形で走りだす。
それで旅しているうちに、航海士とかコックとか医者とか少しずつ仲間が増えてくる。海賊とかやるわけだから最大のリスクは死なわけじゃん。で、リスクを減らすために当然専門知識を持った仲間が必要なわけだし、そういう人たちとしっかり打ち合わせしてから出港すべきだと思うんだけど、ルフィはそれしない。論理的に考えたらかなりアホだし、失敗する確率はかなり高い。でもルフィが、仲間が現れるのを待ってから出港するような人間だったとして彼のところに仲間はやってきただろうか?
「俺、航海学ないし、栄養学もないわー医学もないわー。やる気あるんだけど、そういうメンバーいないし、集まったら出発するわー」
こんなリーダーがいたとしたら多分永遠に出港できないだろう。そして、もう一つこの考え方の大事な点は、必要な仲間を必要なタイミングでという点だ。どのRPGでもそうだか得てして最初らへんに知り合う仲間は弱い。ドラクエとかそうじゃん。スライムとかよりも最後仲間になるキラーマシンとかの方がめちゃ強いじゃん。それなのに最初のタイミングで、「よし!俺たちは一蓮托生だ!最後まで一緒にいくぞ!」みたいな感じでやっちゃうとなんかもうラスボスいつになったら倒せるのみたいな。その点ルフィは偉いよね。最初の村とかでそれなりに仲良くなった人とかいるんだろうけど、絶対連れて行かない。途中途中でもともとレベル高い人達を仲間にいれていく。天才だと思う。リーダーが持つべき最大の能力は、会うべき人と出会う能力なんだと思うね。


自分の弱みを認識し、適材に一任させる。
リーダーシップがある=なんでも自分でやるというわけではない。これを間違えるリーダーはスケールアウトしていかない。
ルフィさんはある種わがままな一面を持ちつつも仲間がもつ専門性の部分はかなりしっかり認識していて、自分はまったくできないから、ということで仕事はほぼ任せる。いちいちあれってどうなってる?俺も手伝おうか?とか言わない。ただ仲間が決めたことに対しては全力で支援する。自分が船長だから最終的な意思決定権と責任は持っていますよ、ということをアピールしつつも、無駄なプライドはいっさい切り捨てている。これは簡単なようでなかなか難しい。やっぱり会社作っちゃうくらいの人ってかなり優秀だから、自分であれもこれもってやりたくなるし、こんなことやってくれなんていえないみたいなのあるけど、それはやっぱりサラリーマン的な発想で自分の能力でなんとかしようという考え方なわけだから絶対自分の能力の範囲内のビジネスしかできない。大きな目標を目指すのであればそれはもう自分の弱みを最初から認識して、人に振っていくしかない。それができるかできないかがひとつの壁だと思う。


他人の人生を生きさせない。
何事もそうだけど、やっぱり会社つくるときとかはキラキラした目標があるんだよね。それで、俺についてこい!みたいなのは絶対に必要。ただ、それをあまりに押し付けすぎてしまうと、ついてくる人間は他人の人生を生きることになってふと洗脳から冷めたときに不幸な人生になってしまう。その点ルフィはうまいわ。ルフィには海賊王になるという夢がある、そしてそれぞれのメンバーもそのルフィの壮大な志にのっかりつつも、世界最高の剣豪になるとか、遺跡探すとか、食材さがすとか別の目標を持っている。それに対してルフィも支援するし、逆に俺海賊王目指してんだから、それってミッションと違うよねみたいな感じで無理強いして変更させることは決してしない。多分、私やりたいことやるために船から降りるっていったら全力で支援してくれると思う。ビジョナリーカンパニーって本読んでて思ったけど、やっぱり世にはばかるエクセレントカンパニーも最初とか今もある種ブラック企業チックなところってあるんだよね。そうじゃなきゃ会社って大きくなっていかないし。ただ、違うのはそれでも他人の人生を生きさせないってこと。そういう目線が結局ただのブラック企業で終わるかビジョナリー・カンパニーになるかだと思う。


バカであれ。無能であれ。愛されるリーダーであれ。
ルフィって超バカ。なんかもう少年マンガの黄金律みたいな感じで、単純・熱血。で、仲間からよくボコボコにされてる。でも、何かトラブルで仲間が窮地に陥ると今までのは嘘じゃなかったんじゃないかというくらい真剣な眼差しで、適切な判断を下す。
そして仲間も命をかけてリーダーの判断に従う。リーダーはバカでなくてはならない。そして愛されなくてはならない。かなり真理だと思う。アメリカの鉄鋼王カーネギーの墓石に刻まれているメッセージは、「自分より賢き者を集めし方法を知るものここに眠る。」
自分が部下より優秀であろうとすると、それはやっぱり社長の能力までが限界なんだよね。だから会社つくるときに自分がどうやって能力を高めていくかっていうベクトル軸での発想はまったく間違っているわけではないけれど、むしろそれよりも大事なのは、どうやったらみんなが助けてくれるかってことを考えることだと思う。


以上、ワンピースについてそういえばそうだったな、みたいなこと適当にまとめてみた。長きにわたって広く国民に愛されてる作品だけあって、かなり真理に迫る教えは多いと思う。

まぁ、でも俺たちはワンピースだ! みたいなことを語っちゃってる社長はすごく厨二みたいなので、ここに書いてそっと心の中にしまっておく。