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成功するビジネスの本質について

起業論

僕は現在のところ起業家というどうやったらマネタイズできるかというのを必死こいて毎日考えている職業をやっています。



ビジネスをどうやったら成功させるかを考えていく中で、大成功するビジネスにはある一つの共通項があるなと気がつきました。





それはどの大成功するビジネスにも 市場を「再定義」するという概念が根底にあるということです。




大成功というのは常に革新的な技術や発見によってもたらされるようなイメージをもたれがちですが、





実は革新的な技術や発見が経済的なビジネスの成功に直接結びつくというのはほとんどありません。



ビジネスとして経済的に成功するにはむしろ市場の「再定義」を行った、既存の概念やサービスに対して新しい方向から価値付けを行うことに成功することが大事な場合が多いです。



イノベーションに関する有名な話に、アメリカの自動車王ヘンリーフォードの「もし顧客に彼らの望む物を聞いていたら、彼らは「もっと早い馬が欲しい」と答えていただろうというお話があります。



ユーザーは新しいサービスに対しては既存のサービスやフレームでしか判断ができないため往々にして適切な表現を下せないというお話です。



このような話は、人類の歴史をひもといてみるとキリがありません。





Googleがはじめて世にでたとき、yahooと何が違うんだい(笑)?と人々は言いました。



Facebookがはじめて世にでたとき、My Spaceと何が違うんだい(笑)?と人々は言いました。



AppleがiPodをはじめて世にでたとき、ウォークマンと何が違うんだい(笑)と人々は言いました。



結果としては皆様もご存知の通りだと思います。





最近の身の周りで流行っているなと思うものについても同じようなフレームワークで捉えることができます。



ヒットしているサービスの企画の説明をはじめて説明されたときそれを評価することがあなたにできますか??





LINE・・・PCや携帯電話で大きな絵文字やメッセージをやりとりしたり無料通話ができるサービス。



え・・・ Skypeがあるじゃん(笑)



パズドラ・・・色付きの石を並べ替えて4色そろって消すときのポイントでモンスターを攻撃するゲーム。



え・・・ それってぷよぷ○じゃん?(笑)



進撃の巨人・・・ 人間を食う巨人がいる世界で人類が巨人と戦う話。



え・・・ それって神話じゃんっつーか今更その散々使い回されたストーリーって面白いの?(笑)





多分こんな感じになると思います。その結果が市場にどのように受け入れられたかは、ご存知の通りです。







では、これらのサービスはただの刃の付け直しかというとそうではなくて、元の製品やサービスの本質を再定義しています。





GoogleはYahooでも同じことができるんだけど、人がランク付けするより機械がランク付けする方が公平だな。



FacebookはMyspaceでも同じことができるんだけど、匿名より実名の方がやり取りしやすいな。



Ipodはウォークマンでも同じ事ができるんだけど、CDを買うよりダウンロードした方が音楽を持ち運びやすいな。



LINEはSkypeでも同じことができるんだけど、アドレス帳から登録できるからIDを登録したり教えたりしなくて便利だな



パズドラはぷよぷよでも同じことができるんだけど、キャラクター育てていくのが楽しいな。



といった形に。





今まではこういうのがまかりとおってるんだけど、俺はその本質の部分をこういう風に捉え直して再定義したっていう、それが大成功の秘密だと思います。



こういう関連付け力というか再定義というのは、ビジネスの中で起業家と呼ばれるシード段階の会社のリーダーは意識しないといけない視点ですね。



ある事象を別の視点からとらえ再定義してあげることで、違った価値を持たせる。



実際に世間一般に起業家と呼ばれる人種は経営に関しては普通の人間と変わらないけれど、この関連づけ能力に関しては全て人並み以上である、というようなことがイノベーションのDNAという本に書いてありますね。





話は変わって、僕は昔コピーライターという職業になりたいと漠然と考えていた時期があったのだけど、今はいろいろあって起業家という職業になっているわけで、これってまったく関連無さそうなキャリアなんだけど、



角度を変えて物事を捉え関連付ける、という部分においては根底はどちらも同じだなぁって最近思います。





例えばコピーライターの本質を説明する話として、「豆腐」を例にとって考えてみると、豆腐は大豆のにがりを固めた物ですという定義で捉えている間では、豆腐はそのままの具材でしかないけれど、

これを豆腐は栄養豊富な「畑のステーキ」であるという新しい解釈で表現すると、豆腐はメインディッシュとしてまったく違うカテゴリに並べることができますよね。



この再定義をぶん投げるのが、コピーライターという職業で、これに近いことを市場でやるのが起業家という職業なんだろうなーと最近思うのです。



これがまた難しい。


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