ダメ人間すぎたのて、滝に打たれに行ってきた。 前編
時折Twitterに流れる鬱weet
唐突にポストされるメンヘラっぽいブログ。
ブヨブヨにだらけきったボディ。
「こいつ、ほんとダメ人間だ・・・」
そう思われる読者の方も多いと思います。
最近自分自身でも、クズっぷりがハンパ無いなと、痛感致します。
そんな最中、
「知り合いの社長と断食と滝行ににいくけど来る?」
と先輩社長様からお誘いを受けたので、この穢れきった身を清めるために修行の旅へと
やってきました。
新宿から中央線と青梅線を乗り継いで約1時間半。やってきたのはここ御岳山。
山岳信仰、修験道の中心として、鎌倉の有力な武将たちの信仰を集め、魔除け、火難除け、延命、長寿、子孫繁栄の神として栄え、聖武天皇、源氏の時代を伝い、江戸時代には民衆の信仰を受け、今も参拝客が一年中訪れる、霊験高い厳かな場所です。
都心に住んでいると気がつかないのですが、東京も西の果てまでいくと、東京と冠はあるものの、びっくりするくらい豊かな自然の光景が広がるのですね。
ちなみに、東京は世界の中でも数少ない「距離」の概念が消えた都市だと言われています。
普通はどこどこからどこどこまで何キロというのが、場所を示す正しいあり方だと思うのですが、
高度に鉄道網が発達したこの東京だと「どこどこまで何分」といった具合に時間軸で距離を示しますよね。
ともあれ、この地が何キロ離れているのかわかりませんが、普段通勤に使っているような、中央線で1時間か2時間かそこらものっていればこんなところについてしまう、というのはわかっていてもなんだか不思議な気がします。
今風に言うとまだ、中央線で消耗してるの?とでも言うべきなのでしょうか。
今回はこちらの宿の宿泊です。
Day1: 悟り
先輩社長様からお誘いいただいたもののノリで参加を決めたためスケジュール全貌がわからず、気分は完全にレジャー。
まずは駅につk先輩と乾杯とばかりにビールを買い景気付けに一杯飲み、昼時にはそばをかき込みます。断食どこいった。
案内を改めて見ると、断食に備えて前日から食事は控えるようにと、書いてあるのに気がつくのですが、後の祭りですな。
宿坊に到着後、さっそく神主に引きつれられ参加者と一緒に滝に打たれに行きます。
霧が立ちこめる幻想的な森の間を抜け、山荘から滝まで歩く事30分。
綾広の滝。
滝行というと、ド派手な滝ツボなイメージがあったのですが、思ったよりは水量が少なく、あれ、思ったより小さいなという感はありますが、
この滝は古来より御嶽神社の禊(みそぎ)の神事が行われることから「修行みそぎの滝」とも言われている神聖な場所だそうです。
白ふんどし一丁になり、かけ声とともに打たれます。
夏なので、気温は高いものの水は沢水のため大変冷たく、長い間浴びることはできません。
時間にしてわずか数分程度ではあるますが、ごっそり身が清められる思いが致します。
かけ声とともに出たり入ったりを繰り返し、気がつけば最終的には謎の高揚感に包まれます。
ランナーズハイならず、滝打たれハイでしょうか。
ちなみに冬は1分以上浴びてると生死に関わるそうです。
※浴びてる最中の写真ないので新聞記事の画像っす
ふと思ったのですが、滝を浴びて修行するのって日本だけなんですかね?海外とかにも滝ありそうなんですが、あんまり滝に打たれて修行っていうイメージないですよね。なんでなんでしょうか。
滝から帰ってくると食事をいただきます。
断食と聞いていたので、何も食えないかと思いきや1日目は比較的、おかゆや漬け物や汁物といった余裕のあるメニューが並びます。
普段はダメ人間なので、「え?おかわり無料なの? おかわりするっしょwwwやよい軒きたこれww」という感じなのですが、滝に打たれて、雑念か振り払われたのか、茶碗一杯で抑えます。
食事のあとは瞑想の時間。
畳の広間に集まって座禅を組み神主の言葉にしたがって瞑想をします。
最後には仰向けになり、目を閉じてじっとします。
神主がクリスタルボウルを奏で、不思議な金属音が響き渡ります。
金属音というのは自然界には決して存在しない音なので、古今東西をとわず幻想的な音色として愛されているのですね。
カンボジアで知り合ったいけない日本人とハッピーピザを食べた感じを思い出しました。
不思議です。畳に吸い付くような感じになります。幻想的な感じですね。
スピリチュアルや宗教的な何かというのは普段は意識しないですが、滝にせよ瞑想にせよ
日本人として、自然や何か荘厳な存在を目の当たりにしたときににそこに人知を超えた神秘的な要素を見出すのはすごく当たり前なことだと思うのです。
しかしながら、瞑想と睡眠は紙一重ですね。となりの社長らは寝てました。いびきうるさくて他の参加者に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
瞑想タイムが終わり、特にすることもなくなったのでブログを書いて寝ます。
明日は何も食えません。
どうなるのでしょうか。
後編へ続く。