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無料の勉強会にはやっぱり残念な貧乏人しか来ない。

起業論

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少年老い易く学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず。

どんな職種や仕事であれ、常に自己研鑚を欠かさず、時にはその機会を社外にもとめて、勉強会やら講座やらセミナーやらに参加をするのはとても大切なことだと思う。

僕は時間と機会がある限り、そういったものにはぜひ出たいと常々思っている。

ただそこで問題なのはこれらにどれくらい投資をするか、ということだ。

世の中には、高ければ高いほどかえって価値が上がっていく商品というのが存在する。



例えば、宗教法人なんかが売っている厄除けの壺だ。

あなたが宗教法人の教祖だとして、原価タダ同然の、怪しげな壺をいくらで売るのが正しい戦略か。

答えは5千円でも5万でもなく、500万だ。

そういった壺を買った人間が直後に交通事故で瀕死の事故を起こしたとする。

そういうとき、5千円や5万で買った人間なら何を考えるか。

「せっかく買ったのに壺の効果がなかった。あの壺は詐欺だ。」

ところが500万の壺を買った人間はこう考える。

「壺のおかげでほんとなら死ぬところを、命だけは助かった。あの壺にはやっぱり500万の価値があった」と。


投資というのは一定の水準を超えると、コンコルドの誤謬と称されるように、損だとわかっていても価値を感じざるを得なくなってしまう。

自己投資にも当然こういった考え方は当てはまると思う。

世の中には、書籍やら何かを含めればそれこそ下は無料から上はうん百万まで、こういった自己投資に結びつく勉強会やら講座やらセミナーが存在する。

とはいえ一般的に500万を出して怪しげな壺を買う人がそれはそれで結構やばめな人であるように、

単に高ければ高いほどいいというものではない。

きちんと中身のある妥当な価格のものに参加するべきだ。

資本市場では当たり前のことだが、良い物にはそれなりに費用がかかる。

何かが無料という場合、それは単にボランティアでもなんでもなくて、あなた個人自身の価値が別の形でその費用を弁済しているだけに過ぎない。

企業は見込み客獲得のために、無料と題うってセミナーを開催して、顧客リストを作成してあなたは見込み客候補に入れられる。

IT企業が勉強会を積極的に支援、開催するのはそこには自社のブランディング向上やリクルートに繋げて、普通に人材紹介会社に頼めばうん百万とかかる費用を軽減したいといった目論見が存在する。

そしてまた一見有志のボランティアのような自主運営の勉強会やらセミナーの類も、主催者がそれで仕事のネタやビジネス上での有利な立場を得ている場合が大半で、ある意味自分の主催者への信用を別の形で弁済して換金している、という場合がほとんどだ。

やはり、自分がきちんと対価に見合う妥当な価値を得たい、と思うのであればそれなりにコストはかかるものだ。

そして、自ら事業をつくる、というまさに生きたビジネスの最前線に関する内容に関してはなおさらそれが難しい。

答えは至って簡単で、こうすれば儲かるらしいぞ!とわかった瞬間、すでに誰かがそれをやっているので、遅すぎるし、どんなに過去の成功事例やら失敗事例やらに精通して机の上で理論をこねくり回したところで、それがビジネスの現場においては必ずしもどころかほとんど役に立たないことは、歴代の経営学者やらMBA取得者が身をもって証明してくれている。

かといって、成功者様のありがたいお言葉を聞いたところで、じゃあそれで明日俺が飯が食えるようになるんか、というとたいてい、当日いい気分になって終わりである。そうかと思えば具体的にあれを買えこれを売れとかいう場合は、それはたいていマルチとかそういった類だ。

なので、特定の分野とか専門知識ではなく、新規事業とかビジネスとか日々そういう脈々と変わりうる漠然とした概念なものに関する自分のスキルセットとかマインドセットを底上げするのは実はかなり難しい。

なので、まぁ、だいたいそういう類の勉強会とかセミナーものは眉唾ものだなーということで参加を見送っていた。

ただ今回、先輩経営者様の強い推薦があり、ある勉強会に参加させてもらった。

【1期生募集】IT事業創造道場(8週連続開催×3時間) http://everevo.com/event/13896

まず、名前からして胡散臭いし、費用も前払い一括4万である。

詳細なウェブサイトも概要もない。知らない人から見ると。マルチか?マルチなのか?ってかんじだ。

毎週3時間×8回と考えると1回あたりでは妥当な価格とも言えるが、それでも、今後の参加できないリスクや途中で断念するリスクを考えると、どんな経済事情であれ、この金額をぽんと出すのは勇気がいるだろう。

知り合いの推薦ではなかったら、間違いなく参加しない類のものだ。

中身はというと、毎回3時間というボリュームも結構中々だが、

毎週テーマに基づく1時間の講義と1時間のグループワークそして1時間のプレゼンと、いった形で

どちらかというとグループワークやアウトプットに重きが置かれている。

実はこの毎週時間を割いて同じ人数で集まって一つの目的に向けて行動をことをする、というのが実は結構大きい。

ここに集まるのは自ら事業を立ち上げたいと思い、その上、海の物とも山の物ともしれない会に、4万を投資をした連中である。投資をしたからには、何かしら吸収してもってかえってやろうという温度感が違うし、参加者も大企業や外資系コンサルタントで新規事業立ち上げを任される立場の人間から、自ら事業を持ち新規事業を目論む経営者やフリーランス、現在起業準備中といった、まさにごった煮のフィールドで物事の捉え方から環境やら経験値がまったくもって違うメンバーたちが、互いに自らのフィールドで養った知見を持ち寄り生々しい事業計画を作り上げる。

そんな事例が海外にあったのか。知らなかった。
そのアイディアはいいね! でもマネタイズはそれでいいのか?
それはこうした方がいい。なぜなら自分が昔似たような失敗を経験したから。
うちの会社ではこうやってその問題を解決した。

あらゆるフィールドの知見が容赦なく3時間みっちり共有される。

これに、何か価値がうまれないわけがない。

事業計画書なんてまどろっこしいことをやるどころかその場で提携や何か新しいビジネス立ち上げが決まってもおかしくないレベルだ。

もちろん、当初の目的は事業企画書をつくるところが目標で、ビジネスは生ものだからそれが終わったところで、結果としてそれが評価されなかったり、実際にやってみたところでその事業が立ち上がらないかもしれない。

ただ、当たり前だがそこで培った人間関係は失われるものではない。

あの8週間は面白かったですね。今度また飲みましょうよ、とフェイスブックでメッセージ一本気軽に送れる関係が増えるだけで、ビジネスのチャンスはぐっと増えて行く。結局のところビジネスでうまくいく人というのはそういう縁を大切にする人たちなのだ。

ちなみに1期目はもう、即満員になったので、新規参加は残念だができない。

2期目はまだ席があるようだが、中身は同じでも費用は5万、3期目からは、6万円と回を重ねるごとにあがっていく。


【2期生募集】IT事業創造道場(8週連続開催×3時間) on everevo http://everevo.com/event/14215
【3期生募集】IT事業創造道場(8週連続開催×3時間) on everevo http://goo.gl/uyPIKU


そんな!同じ内容で回があがるごとに値上げってなんだよ!と思われるかも知れないが。

これは正しい。

ビジネスでは、儲かるとわかったら、すでに遅いのだ。まだ、金がでるかもでないかわからないところでバカになって掘った人間が莫大な富を手にするのだ。

当然、第二回、第三回と過去の結果とか評判とかを加味して参加を検討する機会がある分、後発分にはそのリスク回避分を上乗せして支払ってもらう必要がある。もちろん価値があがれば当然その金額を支払うに妥当な価値を見いだす真剣な人しか来ない。

新規事業やビジネスを立ち上げようとする人間に向けての会なのだから、その論理がまかり通るのは当然のことだ。

ちなみに一度、参加するとその後に開催される第二期、第三期のタームにはOBとして全て自由に出席できる。つまるところ、早く参加すればするほど、ビジネスにおける大きな機会や人的ネットワークが加速度的に得られるということだ。


タダだから。面白そうだ。そうやってなんとなく集まった人間は、当然タダじゃなくなったら去って行くし、つまらないなと面白くなくなればすぐに離れて行く。しょせんその程度の温度感でしかないし、投資をしていない分自分がそこで何かを得ようとする気迫もない。

その程度のマインドやセットアップでは、結局は残念な貧乏人しか集まらないし、そんなところにどんだけ時間を重ねたところで、自分の人生にとって何ら寄与しないのは、あなた自身の今の人生が証明している。


もちろんある人は何かそれを500万の怪しい宗教法人の壷のようだと言うかもしれないが、Googleだって最初はどのVCも見向きもしなかったように新規事業やビジネスというのは何だって最初は、怪訝で怪しいものなのである。

たとえ壷が500万だろうがなんだろうが、それが本当に人の人生を好転させるとわかったのなら世界は喜んで500万を払うのだ。

幸いなことに、今回の勉強会は500万でもなくたった5万かそこらである。

人生を劇的変える敷居はぐっと低いであろう。