日本人が「割高」で生きていくために大切な5つのこと

数日ほど香港とマカオに旅行に行ってまいりました。
学生のあいだにこれから大きく伸びるであろうアジアの主要都市を見ておこうと思っていて、今回香港に無事いけたのであとはタイ、ベトナム、シンガポールに行きたいなと思っております。
数日チョロチョロって観光した程度で文化も何もわかったもんじゃないんですが、それでも海外という国を実際に見た上で日本をみると、また違ったものがみえてきて非常に面白いです。
アジアという視点で日本を見たとき、日本人として「割高」に生きていくためにはどういう生き方をすればいいんだろうかと思って考えたことをまとめてみます。
ここでいう割高な生き方っていうのは、日本人が日本の恵まれた環境を最大限に享受して生きる、という生きかたです。


1、東京に住む
 日本は衰退していく、このままだとヤバい、とかいうのは経営者や学者の常套句ではありますが、はっきりいって日本がヤバいのは地方が終わってる、というだけです。
例えばメトロポリス東京でいうと成長率は右肩上がり、都市では負けるものの圏域で見るとムンバイ言えど比にならない圧倒的な世界一の都市圏です。
またミシュランのガイドブックでも最近パリを抜いて世界で最も三ッ星レストランが多いことからもわかる通り世界随一の美食の都市でもあります。
僕も地方出身なんですが、はっきり行って日本で地方に住んでてメリットってなんかあるんですか? 地方のジジババの尻拭いなんてやってられません。
文化・経済・政治、あらゆる中心機能と交通網が集約されている東京、住んでいるだけで圧倒的に快適な都市環境の恩恵を受ける東京に住んでないなんて日本人として割損もいいとこです。さっさと東京に住みましょう。




2、安くてうまい飯を食う
 アジア諸国に比べると日本の飯は全体的にちょっと高いです。しかしながらその種類は豊富で、味は大変美味ときています。ラーメン、カレー、焼肉etc...思いつくだけあげても切りがないことが誰でもすぐわかると思います。一度アジアに行くとわかると思いますが、アジアではどの店もメニューも味もほとんど同じですし、高い金を払えばそれなりにいい飯が食えるのは日本と共通です。ですが、日本は、値段に対する味の質とサービスの質の高さは尋常じゃないくらいおかしいです。コンビニ飯、吉野家、ラーメン屋、あるいはチェーン店の居酒屋など貧民層向け(多くの日本人は貧民向けとすら認識していない)であっても店員は一流のサービスを提供してくれます。自分がいわゆる貧民層向けの「安飯」を食っていることすらきれいさっぱり忘れさせてくれます。貧民向けにコスパの高い飯環境の充実度、これは他の追随を寄せ付けません。日本に住んでいるのに安くてウマイ飯を食わないなんてバカ丸出しです。毎日コスパが高い安くてウマイ飯を食らいましょう。


3、温泉を満喫する
 神は酷寒のアラスカには豊かな鉱物を。酷暑の中東には豊かな石油を授けました。そして四季に恵まれた日本には何ら資源を与えませんでした。
・・・しかし神は温泉を日本に授けました。国内の至る所で温泉がわき、またそれを中心とした一大観光業が成り立っているのは日本という国だけです。一糸纏わぬ姿で温泉につかり自然と一体化する快楽は何事にも変えられない快楽でしょう。今、アジア各所の富豪が日本の温泉とスノースポーツを目当てに押し寄せています。都会の喧騒から離れ 雪景色とスノースポーツを満喫し、疲れた身体を温泉で癒し、浴衣でのんびり宿でくつろぐ、こんな環境を日帰りで楽しめる国は日本以外にありません。そんな恵まれた国にいるのに温泉いかないなんて頭湧いてるとしか思えません。日本人なら温泉行きましょう!


4、異性とやりまくる
 一日50本近く世に出ている新作AVが女性の性観念を緩めたか定かではありませんが、日本は世界的にも性観念が緩い稀有な国でもあります。そして女の子は間違いなくアジアのファッションの発信地だけあってブッチギリにかわいいです。さらに体つきが豊満な女性も多いときてます。アジア諸国だと簡単に綺麗な女性を抱けるイメージがありますが、あれはいわゆる水商売の人がマネーを目的にやっているのが目立っている、というだけで一般ピープルは非常に性的にガードが硬い人が多いです。イスラム圏なんかでは下手にやっちゃうと死罪とかあります。日本だったら「合コン」という宴もたけなわとなればそのまま初対面の男女がはっちゃけて一線を超えても許されるカルチャーが一般化していますし、また国民柄ノーと言えない女性も多いので渋谷や新宿でナンパをしてればかなりの確率であっさりその日のうちに男女の仲になれます。ビジュアル的にイケてない人でも出会い系や最近流行ってるSNSなんかを使えばホイホイ女が釣れます。また、性的な利用を主目的としたラブホテルなんかの「インフラ」環境も街の至る所に所狭し犇めき合う状況です。女性の質、国民性、インフラ、全てにおいてこんなに恵まれた環境が整っている日本に住んでるのに新しい異性とのセックスを楽しまないなんて実に割損です!


5、起業をして経営者になる
 日本は起業にはむいてない、とかよく言いますよね。ジャーナリストがやれgoogleだのappleだの世界に名だたる革新的なベンチャー企業をつらつらと並べてこんな起業家が出てこない日本は終わりだー!なんて言ってるのってなんかおかしくないですか。起業なんてサービス業でもなんでもやってしまえばいいんですよ。1500兆円以上の個人金融資産があってGDPの60%以上が個人消費。少子高齢化で市場が国がどうこうとかってどうでもいいじゃないですか。大企業の社長や政治家じゃあるまいし。大事なのは「自分」がどうかってことだと思います。ニッチに絞ってきっちりしたビジネスすればgoogleやappleなんかになれなくても億単位で個人資産が作れます。1流企業で働いても絶対稼げないような額が。さらに「日本は人材が〜」とか言うけど、経営者から見たらこんなに恵まれた国ないと思います。定時を超えても社員が文句も言わずサービスで働いてくれる、しかも「自分で仕事を見つけて」やってくれる国なんて日本だけです。ベンチャー企業の代名詞ともいうべきシリコンバレーですら社員は定時でみんな帰ります。指示された仕事以外はしません。今の時代、就職氷河期で内定がでない学生だらけです。「成長」とか「社会への貢献」とか薄っぺらいことを言っておけば安月給でこき使える人員がいくらでも集められます。雇ってくれたブラック企業をありがたやありがたやと崇めて働いてくれるのは日本だけです。起業家としてこんなに恵まれた国以外のどこで起業するって言うんですか。日本で起業しないなんてもったいない!


以上日本人が「割高」で生きていくために大切な5つのことをまとめました。グローバル化する世界だからこそ、日本に生まれたというこの環境を最大限に活用して「割高」に生きていきたいですよね。