賢なるかな回や

子曰わく、賢なるかな回や。一箪(いったん)の食(し)、一瓢(びょう)の飲、陋巷(ろうこう)に在(あ)り。人は其の憂(うれ)いに堪(た)えず、回や其の楽しみを改めず。賢なるかな回や。




【ブラック訳】
孔子「うちの社員の顔回くんはほんとに素晴らしいなぁ。食事の支給は毎食一杯のご飯と一杯の味噌汁だけで、住んでるのはタコ部屋でも何も文句言わないもんなぁ。普通の人間ならすぐ諦めるけど、彼はむしろやりがいをもって楽しそうに働いてくれてるもんなぁ。ほんとやりがいってすばらしいなぁ。ほんと偉いなぁ顔回くんは最高の社員だよ。」


【コメント】
そりゃそんな生活させてたら顔回も死ぬはずだわwww 

未だ学を好む者を聞かず - 拝徳


【現代語訳】

先生が言われた。『顔回は何と賢明な人物であろうか。竹作りの弁当箱一杯の食事と瓢(ひさご)の水筒一杯の水で、寂れた路地の奥に住んでいる。普通の人はその憂鬱に耐えられないだろうが、顔回は質素な生活の楽しみを忘れることがない。回は、何と立派な人物であろうか』。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/classic/rongo006_2.html