意識高い(笑)とかいうけれど、まずは意識くらいしか高くできないんだから高くするのが当然じゃないですか?
22歳で新卒でフリーランスになります、っていう記事が話題になっていて、それを書いたらネガティブコメントだらけでかわいそうという記事も話題になっていたので見てみたら、
その人、すでにある領域では世界クラスでの実績があってめちゃくちゃ魅力的やし、本当にすごいと思う。大学を卒業するタイミングでこれだけの確固たる自信と、将来の指針を決断できる人間、そして得難い世界クラスのユニークなバックグラウンドを持っているのがどれだけすごいことか!! 逆にこれだけ才能をもった人が、普通にそこらにいるいち会社員として誰がやっても同じような仕事して在野に埋没すること自体が社会にとって損失だと思いました。絶対にうまくいくと思う。今まで知らなかったけどファンになりました。わたしは本当に応援したい!
でも、はてなだとまたひどいコメントばかりなんですよね・・・・
ネット上で、意識は高くあるべきでいたいよね、挑戦心を忘れずに新しいことに挑戦したいというか仕事とか人生を生きる上でごくごく当たり前のようなことを書くと、やれまずは結果だしてから言えよ意識高い系(笑)とか、何も根拠もないのにブラック企業だとか、周囲に押し付けるなとかレッテル貼りをしてうまく揶揄したりすることがかっこいいみたいな風潮があって、
正直そういったコメントを見てると、なんというか人としてどんなにおちぶれても人生ここまでは落ちたくはないよなぁ…気をつけなきゃ…と哀れみの感情でいっぱいになります。
意識が高いって結局なんやねんってありますが、僕としては京セラの稲盛さんの著書にでてくる
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
という方程式が割りと近くて、これにどれだけ気を前向きに張れるかという態度とか姿勢が意識が高いということの定義ではないかと思っています。
この重要なところは「掛け算」というところで、マイナスなのものがあると、全部うまくいかないってことなんですよね。
能力は経験によって差があるのは当然です。若ければ低いのは当然ですし、また持って生まれた才能というのも残念ながらあります。ただ、考え方や熱意というのは本人次第でいくらでも変えることができますからね。
能力が低いんだとしたらなおさらその分考え方とか熱意とかでプラスにすべきだと思うんです。
なのに、いわゆる意識低い人っていうのはとかく言動がマイナスなんですよね。
「それって僕に何の利益があるんですか(笑)?」とか「まずはその前に結果出してから言ってくださいよ(笑)。」「どうせうまくいかないし、もっと他にすることがあるんじゃないですか(笑)?」みたいな、唯一自分で変えられる変数の考え方とか熱意とかをとかくマイナスにするような言動を繰り返して本人もそういうマインドが染み付いちゃってるんですよね。
え?意識高いとか低いとかどうでもいいから周囲を巻き込むな?、
いや、仕事とか人生とか広範な概念の領域だと、自分ひとりだけでどうあるべきかっていうのは実際はとてもむずかしいと思うんです。人生って自分一人でだれとも接せずに生きているわけではないですよね? 仕事だってだれともはなさず自分一人だけでしてるわけではないですよね?みんなでやるもんですよね?
これはもう心理学的にも明らかなんですが、何かの成果を出すときに、周囲に同じようなマインドを持った人がいると、その影響を強く受けます。
例えば進学校だって、周りが勉強してるから、自分も勉強する気になってうまくいくわけで、周りが遊んだり勉強しない環境のなかで影響を受けずに、結果を出すというのは、相当難しいことです。
会社だって、営利体である以上会社が利益をだして損する、って人はいないと思うんですよ。給料をもらうにしても、会社の業績が出て給料が上がることはあれ、業績が下がって給与があがることはありえませんからね。そして何よりチームなわけですから。
なので会社でもスポーツでもなんでも、組織で働くのであればどんなポジションであれ、みんなが組織のゴールのために意識を高くして行動するというのは何も間違ってない当然のことですよ。積極的にそういう組織に身をおくべきですし、なおさらドンドン周りも巻き込んでいくべきです。ロ
逆に意識が低い人というのはそういう存在が組織にいるだけで害悪でしかないんですよね。本人もやりづらいと思いますし、何よりはっきり言って、そういう人がいる組織やチームがかわいそうです。
わかりやすい理由がたまたまネットで見かけた画像を見てなるほどと思ったので貼っときます。こんな感じです。
この桶を見てごらん?
— 吹部の闇は深い (@DoramuTomtom) 2016, 1月 29
木の板1枚1枚が私達部員。長さはその人の意識の高さを表しているの。
ここに水をためようとしたら、どうなるかはわかるよね? そう、1番低い所に水位が下がってしまう。
あなたがその原因になってるってわからない? pic.twitter.com/RwZBcvlFFG
こういうこと言うとすーぐブラック企業ガーとか勝手に決めつけるんですが、仕事だって当然合う合わない、向き不向きあるわけで、嫌なら自分に合う会社にいくなりすればいいだけで、だいたいブラック企業が云々とか言っても、そもそもこの空前の売り手市場と市況環境で、自分が楽しくもないしたくない仕事を自分の納得の行かない待遇や環境でいつまでもやって愚痴りたおしてるって、はっきり言って「僕はそんなブラック企業でしか働けない程度の能力しかない無能のクズです。」と宣言してるようなものじゃないですか?? まぁそういうのを堂々と主張できるその面の皮の厚さには素直にすごいなって思いますけれど・・。
あと、わざわざそういう意識高い(笑)宣言をブログとかで書くな、チラシの裏にでも書いとけっていいますが、どんな状況だって100%うまくいくかわからないのが、起業とか独立というものですから、少しでも自分にとって前向きな発言で応援してくれたり、あれこれ支援してくれる人が現れるポジティブな環境に身をおくのは当然です。また何がキッカケやチャンスになるかもわからないですから、自分の情報を積極的に発信していくのは本当に本当に大切なことです。
「一生ディナーをともにすることのない人に何をいわれても気にする必要はない」
という言葉は、ミスユニバースになった森理世(もりりよ)さんがバッシングされた時に彼女を育てたイネス・リグロンが言った言葉らしいんですけど、そのとおりだと思います。
金をだしてくれるわけでもない、客になるわけでも紹介してくれるわけでもない、その上何か力を貸してくれるわけでもなく、やることと言えば何の価値もない水を刺して足を引っ張るだけ。価値ゼロですよ。まったくもって害悪でしかないです。
当たり前ですが、自分にとって無価値の人間にどれだけ嫌われようが、まったく気にする必要はないんですよね。ゼロはどれだけ集めてもゼロですから。むしろ関わることで水を指されて、気分が落ちたり、意思決定が鈍る、評価を落とされる、マイナスにしかならないんだから、そういう人たちはバンバン切って捨ててオッケーなんですよ。
え? そういうことじゃない? 意識高い系(笑)がうざいだけ? 大した結果もないのに中身もない発言をするな?まずは結果を出せ?
いやいや、でも本当に意識も高くて言動が伴ってたら、そういう人がそもそもわざわざあなたの近くにいる理由がないんじゃないですか?
聞きますけど、あなたが思う、理想的な意識高い人がいたとしてあなたと同じ程度の親しい環境で働いていたり、あなたにわざわざいい顔するメリットってあると思いますか??
「あーはいはい。スティーブ・ジョブズやら起業家なんやらがすごいのはわかったのはさんざん聞いたわ笑 で、お前はどうなんだ笑?」とか言いますが
逆にそいつがスティーブ・ジョブズ並に言動がともなってたら、おまえと同じような世界にいると思う?普通にゴミを見るような目でスルーされて終わりだと思うよ? でQ.E.Dなんですよね。
なので意識高い(系)とやらの痛さを熱心に語ってくれるあなたも、本人的には自分はこいつらとは違う格上って思ってるかもしれないんですが、残念ですがお察しって感じなんですよね。
ぶっちゃけそんな環境にいるあなた自身にもたいした市場価値もないので意識が高いとか低いとか、余計なことに心配をする必要は無用です。どうせ目くそ鼻くそです。
そもそも、正しく能力を持ち適切なアクションができる人はいくらでも引く手数多で評価に見合った待遇が得られる場所に最終的には行きますし、大企業だろうがベンチャーだろうが、新卒だろうがなんだろうができる人はどんな環境へいってもちゃんと結果を出してうまくやれるんですよ。必要とされるんです。
独立や起業するにしても今は行政での支援だけでなく資金調達環境や、オリンピックへ向けた設備投資など空前の好景気に湧いているわけですから、本当に今やらないといつやるんですか?と思います。
能力が伴ってない、結果がないからといってやらないのではなく、いまできる限りの手段を使って全力で最適解を出そうとするのは決して恥じることではないと思います。ポジションや機会が器をつくるという言葉もありますから、多少能力や経験がなかったとしても最終的には帳尻が合えば全く問題ないと思います。周りもいろいろ応援して教えてくれますから。人生長いですし、20代なんてなにやっても死なないですよ。
あと、経験を積んで云々とかいいますが、やって成功するってわかってるんだったら、誰だってやりますよ。そんなのやるに決まってるじゃないですか。でも、やってもうまくいくかわからないし、報われないかもしれないけど、そういう中でえいやってチャレンジしてみるというのがこの資本主義社会の根底をなす最も尊い部分であって、そのためにできることはなんだってしてやろうというのが、本当の努力であって、そういうのを傍からまだ始まってすらいないのにあざ笑ってレッテルを貼って決めつけるのは本当にみていて哀れで悲しい気持ちになります。
いやぁ、人間こうなったら本当に終わりですよ・・・哀れな光景です・・・
最後に特に意味はないんですが、僕の好きなカイジの言葉を貼っておきますね。
男の育休なんてゲス制度は一刻も早く廃れるべき。
国会議員の男性が育児休暇を取得するというニュースを見た時、僕は少しムカムカしました。
そもそも育児休暇という概念は労働者の権利であって、当たり前ですが、個人事業主、フリーランス、自営業、会社役員などその他には適用されるものではありません。
労働者は雇用保険から育児休業給付金として最大67%ものお給料がもらえますが、前述した役員やら何やらは一切もらえません。
ネット界隈ではブラック企業ガー、ブラック経営者ガーとさもブラック企業の経営者が優秀な従業員を搾取して高級を稼ぎ悠々自適な生活を満喫しているような表現が蔓延りますが、現実はそうではありません。
経営者・自営業と言っても、いわゆる皆さんが思い浮かべるような社長だけがそうじゃないですからね。多くの場合、経営者とはいうものの実質的な主力労働者でもあります。
それこそバイトが休めばひぃひぃ言いながらコンビニに立っている店長やら、イオンができてつぶれかけの八百屋の店長、チェーン店に押されて必死な飲食店の店長、厳しく危険な建築現場の職人、長時間勤務が求められるトラックの運転手などなど
こういう人たちも皆「自営業」ですからね。
彼らが、仮に育児休暇をとりたいといったころで、保障してくれるものは何もありません。
また当たり前ですがトップが休んだからといって問題なく動ける組織というのは、そう多くありません。多くの場合トップを欠いた組織の結末は悲惨です。
日本にはこういう人たちが421万人以上います。これは日本のすべての国公立学校の先生の合計の数より多い数です。
彼らはすべて「自己責任」の名のもとに何の保障もなく仕事と育児に向き合っています。
それに対して国会議員はどうでしょうか?
国会議員はいくら休暇を取っても給与は全額(年収約2,000万)支給されます。また、忙しそうに見える議員でも国会議員でも果たすべき職務とされている本会議や委員会への出席は平均週3日の9時~17時だそうです。
それ以外は任意で出席する会合や地元活動、まぁ言ってしまえば自分の次の当選に向けて種まきみたいなもんなので、別に何かに拘束される規約があるわけでもなく、勤務時間が定められている民間よりはるかに圧倒的に有利な条件でいくらでも時間がつくれるわけです。育児に専念したければ、民間の労働環境よりはるかに自由度が高い中で、時間を確保出来るはずです。
それを「普通の夫婦が直面する困難さや、男性の育児の大変さを本当に経験したい、彼らを応援したい」で育児休暇ですからね。
そりゃ、起業家みたいな自営業の中でも底辺の職種である私はドン引きですよ。何を言ってるんだコイツは。と。
まぁ、とはいえいくら実態に則していなくとも、国会議員というのは広く遍く国民の代表ですから、そういった公私ともに規範となるべく影響力の高い人が、意思表示をするのは社会への問題提起という意味では決して悪いことではないと思いました。ここは寛容な精神を持ってこのムーブメントを見守ろう、と。僕は思ってたわけです。
でも、実際は・・・知っての通りこの議員はとんでもないことをしてたわけです。
「妻を助け、子供を育てるために育児休暇を!」と言ってた人間が、
奥さんが出産間近でいつ子供が生まれてもおかしくないっていう状況下で、不倫ですからね。
しかもまだデリヘル呼んだとか風俗にいったとかだったら、まー、男だしなぁ・・・とギリギリ理解できなくもないのですが、奥さんの着付けしてた巨乳グラビアアイドルをナンパして奥さんが家にいないのをいいことに、家に呼んでワンチャンやってたとかですからね。
しかも奥さんも、早稲田卒、ミス日本関東代表の容姿端麗の才女、んでもって、この浮気相手もミス湘南のFカップ巨乳とやらですからね。
いやー、ハッハー、高い税金もらって、育児休暇云々言ってた議員様の結果がこれでしょ?
「実際に自分で育休をとって育児を経験することで育児がいかに大変か、女性の負担が大きいかということがわかりました。」
みたいなことをしれっと普通に育休から復帰したらのうのうと抜かしてたわけでしょ?? さぞかし国会議員の肩書とやらはナンパに使い勝手がよかったんでしょうね。
はっきり言って、もうバカにしてますよね??
国会議員だろうが、なんだろうかというのをさておいても、同じ男としてみても風上にもおけない畜生以外の何者でもないゲスの極みですわ。
今回の騒動で、もはや議員が云々とかいうのを通り越して、男の育休といかいう制度もゲスそのものだなと失望しました。
実態と則さない、実態を反映していない制度そのものに対して自分はその象徴だからといって代弁するのであれば、
その象徴が著しく信頼を損ねるような行為をしたらその制度自体も攻められて然るべきじゃないですか??
それをさもこの問題は育児休暇の問題とは何も関係ないだの、言ったところでまったく説得力がないです。
イクメンだのなんだの言ってこんな制度を堂々と推進してる人間にも内心はこんなことを考えてて、クズばかりでロクな人間はいないんだろうなぁと思われても当然ですよね。
そもそも男の育児休暇って本当に必要なんですか? 女性なら母体への影響とか授乳とか育児に及ぼす影響を鑑みても育児休暇ってとても合理的だと思うんですが、男性がそこまで常時待機していないといけない理由ってなんなんでしょうか?
子供が生まれると大変だから、その分通常の休みとは違って、特別に最大1年まで休暇を取れるようにして、それを理由とした待遇の変更は許さない、法律違反だって言いますが、
残された会社のメンバーは人が抜けることによってその分の業務負担も行わないといけず、経営者も経営者で期限が定められているから代わりの補充人員も雇うことができず、そんでもって育児休暇終わってきてかえってきたところで、業務のキャッチアップにもどれくらい時間かかったとしてもその費用をだれか負担してくれるわけでもなく、埋め合わせのために必死で頑張ってくれた人間を代わりに昇格させたりしようとしようものなら、育児休暇を理由とした待遇の変更は法律違反とかで、罰せさせられるわけでしょ?
マジでゲスい制度じゃないですか?? 誰が得するんですか。
んで、育児休暇というからには子供がない家庭や、未婚はもらえないわけでしょ。
同じ労使関係の立場なのに。片方は金をもらって待遇が保障されつつ税金で優雅に家族団欒を楽しんで、もう片方はその穴埋めのために必死になって働かされる。
まぁ、言ってしまえば金もないブサイクでどうせ相手もいないんだからその分他より多く働くのは仕方ないよね(笑)っていう社会からのメッセージってことですか。バカにしてますね。
ただ言っておくともちろん僕は、女性の育児負担が軽減されるのは同意です。男性が子育てに積極にも関与すべきだと思います。
が、そのための解としてバカのひとつ覚えみたいに男性の育児休暇ガーって、本当に正しいんですかね??みんな幸せになるんですかね? ということを言いたいわけです。
そうじゃなくて、例えばベビーシッター利用に補助金を出すとか、時短勤務を認めたり、在宅でのリモートワークを認めたり、っていって柔軟な働き方を許容したり推進するっていう方が本質的だと思うんですけれど、違いますかね?? そういう柔軟なワークスタイルを許容したり認められれば、別に育児というものをきっかけに仕事を休んだりしなくても、合わせた働き方で働くこともできると思いますし。
あと男性なら、無理に自分が育児にかかわらなくても、その分奥さんの分までガッツリ働いて母子ともに経済面で楽をさせてあげるということも可能なわけです。
また、「鍵は、犯罪者を防ぐためにあるわけではない。善人を犯罪者にしないためにある。」という言葉があるようにたいして必要もないのに、無駄にダラダラと時間をすごせば、人間ですからつい暇を持て余して、某の国会議員のように魔がさしてしまうということもあるかもしれませんよね。
そういういろいろ選択肢が無数にあるなかで、それをバカのひとつ覚えみたいに男の育児休暇ガー、とか必死になって言ってるのって、なんかどうしてもずっと会社休んでまで家にいないとできないようなことでもあるんですかね?? 例えば不倫みたいに。としか思えないですよねー。
イクメン(笑)
母親にインスタグラムをやらせよう。
こんな記事が話題になって、案の定はてな民に寄ってたかって言われていたので、インターネッツの世界は罪深いですね。と思って眺めていた。
ただ、僕は作者の発言は一理あると思っている。
自分のよく使うSNS空間に属性が異なる人間がいるといううのはとても不愉快だからだ、
例えば、世代が違えどいえど家族だとしてもどうだろう?
批判的なコメントを残している多くの輩も
「そうだね。インターネッツの世界は自由だし、たくさんの人にアクセスしてもらって読者が増えると嬉しいよね!じゃああなたがやっているこのはてなブロクやはてなブックマークも、自分の母親に見てもらおうね!!あ、Twitterも見せてあげたら近況がわかって喜ぶね!! あ、まだ、家族は知らないんだね!! じゃあ僕が代わりにあなたのお母さんとお父さんにURL送っておいてあげるよ!! ITが苦手なお母さんがいつでも読めるようにスマフォのお気に入りにも入れて、実家の共用PCもトップページになるようにしておくね! 家族だし毎日見てくれるよ〜! え?そんなことやめてくれ?? どうして?? あなた何か悪いことしてるわけじゃないんでしょ?なにがいけないの?? 人に見てもらいたいからわざわざ公開してるんじゃないの??おかしくない??」
みたいな感じになると思う。
家族ですらこれなのだから、いわんやたいした関係もない薄いつながりのおっさんやおばさんをやって感じだ。
そんな感じで、Instagramも同じように女性を中心にひとつの中心核になるSNSになっているので、そんななかに異なる存在が入ってくることに対する嫌悪感はわからなくもない。
Facebook、Twitter、blog、instagram etc....
いわゆるSNSにはサービスによってそれぞれ様々な世界観があり、自分が「素」になれる空間は人によって違うのだから、それを万人も同じカルチャーを押し付けようとするのはやっぱり間違っているのだろう。
ただ、あらゆるSNSサービスの中で、最も全世代的に通じるものがあるのだとしたら僕はそれはInstagramだと思っている。
もし、あなたがInstagramに家族や知人にも見せられないような隠れた自分をさらけ出すようなドヘビーに使っているユーザーでない限り、自分の母親にInstagramを教えてあげるのを、オススメしたい。
私の母親は、機種変の際に店員に流されてスマートフォンを買ったものの、ぶっちゃけiPhoneかAndroidの違いもよくわかっておらず、アプリのダウンロード方法もわからず、誰かがナビしてあげないとうまく使えないくらいに機械音痴で情報弱者だった。
普段東京で最新のITガジェットと情報にまみれた生活を送っていてその光景を不憫に思った私は、帰省した際に普段家にいることの多い母にはiPadが良いだろうとiPadを贈り、様々なアプリをダウンロードしてあげた。
これは、今流行っている定番アプリだから使ってね。みんな使ってて当たり前だから。使い方はこうだよ。
そして東京に戻った。
一年たってまた帰省したときに、母親が一番使っていたのはinstagramだった。
facebookはそもそも今の年になって今更知人の家族ばっかが出てくる、写真なんかみたところで、何も楽しくないし、twitterはやろうにも老眼で字が読めない。ゲームや通販もお金がかかりそうで怖い。よくわからない。
ただ、Instagramだけは違った。
母は言った。
「母さんね、このインスタグラムっていうのが大好きなんよ。自分で写真を撮らなくてもええんよ。インスタグラム見てると、いつまでも世界の綺麗な画像がずっと流れてきて、まるで世界中を旅してる気持ちになれるんよ。家でひとりでいること忘れられるんよ。」
家族がみな独立していなくなり、一人さみしく残されたリビングで母はそう笑顔を見せるのだった。
母の投稿しているInstagramには室内の光景が多かった。
いろいろと創意工夫をしているのだろうがいかんせん使っているスマートフォンがもう何世代も前のものなので、素人目にの僕が見ても、カクついたひどい画質のものだった。また、外でスマートフォンを持って写真を撮ってまわるというのも慣れていないのだろう。
今年、僕は母親にデジタルカメラを送った。
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PCもろくに使いこなせない母親だったけれど、デジタルカメラで撮った画像をiPadに転送してinstagramに投稿するのはできた。
母親のInstagramには今まで見たこともない綺麗な風景や息を呑む自然の写真が並び始めた。
そしてまた普段Instagramを使わない僕がたまに思い立ってInstagramに投稿するといいね!を決まって押すのは母だ。
「これどこで撮った写真なん〜? 今度教えてな〜(^o^)」
僕が東京で見ている景色を母親は知らない。そしてまた母が実家で見ている景色も僕は知らない。
文字や文化は世代を超えて共有することは難しいけれど、感性だけは世代や時間を超えて理解できる。
このいいね!のひとつひとつがいつの日かかけがいのない思い出になるのだろうか。
今からでも遅くない。
あなたにまだ母がいるのなら、母にインスタグラムをやらせよう。