24時間テレビってビジネスとして超優秀じゃないか?会社だったら投資したい。

どうも今日は24時間テレビという番組をやっていたらしい。あの愛は地球を救うとかっていうやつ。見損ねてしまった。

気になって調べたけど、24時間テレビってもう四半世紀以上もやってて、毎年同じ「愛は地球を救う」ってテーマでやってるんだね。

でも、それでも地球があんまり救われてる感はしないのは、そもそも愛は地球を救わないのか、24時間テレビが集めてるのが愛じゃない別の何かなのかな??

なんなんだろうね。うーん。



まぁ、なんにせよ、テレビ局も会社なので、何かをやるからにはお金を集めないといけないんだけど、なんだかネット界隈だと、これまた底辺層が誰得な正義感を振りかざして、制作費や出演者にギャラを払うんだったらその分募金しろ、とか言うけれど、これはとってもおかしな話だと思う。

調べたら、制作費4億円で広告収入が22億円 募金総額が約10億円らしい。

企業でいったら、売上げ32億 営業利益28億 当期純利益18億みたいな感じ??

利益率でいったらグリーやモバゲーも真っ青の超優秀企業じゃん。

この事業だけ分社化して、24時間テレビ株式会社みたいな会社があったらぜひ投資させてほしいわ。

上場なんてした日には爆騰確定じゃん。


まぁ、なんにせよ24時間テレビほど、良くできた番組もないと思うなぁ。


まずそれぞれの登場者がみんなwin-winで完璧だよね。


【テレビ局、広告代理店、タレント】
・「チャリティー番組」を演出することでイメージアップにつながる
・深夜も高い視聴率で枠が売れるため、高額の広告収入が見込まれる
・視聴者からのお金で募金するので、自分たちの懐は痛めずCSRが可能

【スポンサー】
・毎年約束された高視聴率での広告枠でのCM放送
・企業のイメージアップに大きく貢献
・CSRのネタ収集に最適

【視聴者】
・障害者に対して哀れみの感情を抱くと同時に心の中にわき上がる優越感で満たされる
・少額の募金をすることで、自分は問題解決に貢献したという自意識が生まれ、事態は何も解決していないが責任感から逃れられる

・深夜でも豪華な番組が見れる

【障碍者】
・普通はテレビで存在を無視されているけれど、この日だけは主役
・普段は経済的に厳しい生活を強いられていても、この日だけは金が湯水のように使い放題
・普段は好奇の目にさらされるけど、この日だけは手を取り合って和解


こうやってみると24時間テレビは誰がどうみたってドル箱事業だし、社会的意義もとてもある素晴らしい番組だと思う。

ぼくがテレビ局のトップだったら、ほんとうは、もっと毎日放送し続けたいんだけど、

さすがに「愛は地球を救う」とか言われて毎日障碍者見せられるのははちょっと・・・ってどこからかクレームが来ることうけあいなので

ちょうどみんなが「そういえばそんなのいたなぁ」くらいな感じになる1年に1度くらいに放送するのが、一番みんなのお財布の紐も緩んでいいんだろうねー。


まぁ、でももっとお金を集めるために足りないものがあるとしたら、毎年の目標設定と達成のための努力が足りないよね。

山積みになってる現実的問題なんか無視しちゃって、もっとこう視聴者受けしそうなタイムリーな話題で、解決する必要のない課題を勝手に作って勝手に解決して、内輪で盛り上がれるようなわかりやすい企画にしてさ。例えば誰か有名人か芸人なんかに100kmくらい走らせて感動のゴールみたいな。 え?もうやってるの?これ?? 

そんで 今年は前年比○○パーセントの募金総額を目指します! みたいな感じ。

それで、放送終了時刻が近づいても、予算未達で募金目標に達しそうになかったら、最後の方はもう出演者も徹夜で疲労感あふれる顔で「あー もう頼むからみんな金だせよ!ほらこのTシャツにサインしてやるよ!」みたいな必死さがあってもいいよね。

ついでに、出演者の嵐とかAKBとかの衣装を一点一点オークションにかけて、募金総額に占めるセグメント別割合を見せたら地球を救うのは、愛つーかむしろ性癖だろみたいな感じで、よりリアリティある感じになっていいじゃん。

来年も24時間テレビ楽しみだなー。